普通自転車 一覧

壊された自転車

3月に入ると自転車修理が増えてきます。寒さで冬眠状態の自転車も活動を再開したのかもしれませんね。

最近の酷いひどい・惨いむごい 修理原因の話を一つ紹介です。
お客様が『チェーンが外れたので修理お願いです』といらっしゃいました。
 
外から見ただけでは分からないのですが、後輪を固定しているナットを弛めるとフレームエンドがどんどん拡がってしまいます。
この写真は再組立て時のものですが…
後輪のエンド幅は通常120mm程ですが、
20mm程度は広いでしょうか??
 
最初は、チェーンケースの固定ネジも何故か外れて?(ボルトの頭もなめて)
ケースが固定できてませんでした。。
 
チェーンは簡単に外れるほど、無精に伸びていないので・・・
 
チェーンが外れた原因は、チェーンケースの中でチェーンが何かに干渉して外れたか?
チェーンライン上で、大きく狂って・斜めに掛かって外れたか?  そんなのが原因です。
簡単に書いていますが、チェーンケースの修正や固定もとチェーンを掛け直すのも結構大変な作業でした。
 
このフレームエンドの異様な拡がりは、他の自転車屋で、
【バック拡げ】という工具でフレームを狂わしてしまったのが原因です。
 
後輪タイヤやチューブを交換修理する際に、手抜きの自転車店では
後輪をフレームから外さないで(左側のナットだけ外して) 
【バック拡げ】という工具を使って、無理にバックステーを拡げて交換
しています。
当然フレームのバックホークやステーは拡がって変形してしまいます。
 
これではタイヤやチューブの交換修理をしたのではなくて、
お客様の知らない内に、自転車を壊したと一緒ですね。。
 
こんな交換修理は本当に手抜きの自転車屋です。
これで交換修理代金を請求するのでは、同業者として、全く情けないです。
 
ネットで見ると某サイクルチェーンを始め、こんな自転車屋が多いそうですが…
********手抜きな自転車屋 *********
「バック拡げ」は、ママチャリ(婦人車)などの一般的な自転車の「後輪のタイヤ・チューブの交換時」に使用します。  後輪左側(ブレーキ側)のナット類をはずし、左側のフレーム下パイプのみを広げ、3cmほどの隙間を作って、タイヤ・チューブを抜くという工具で、これがあれば「後輪のタイヤ交換」が5分程度でできてしまいます。
この工具ができる以前は、自転車屋でも後輪のタイヤ交換時は左右のナット類を全てはずして後輪を完全にはずしてしまわないと「タイヤ交換」ができませんでした。
当時は「タイヤ交換」に30分以上ぐらいかかっていたのではないでしょうか!?
その手間を考えるとずいぶん楽になった物です。  まさに「自転車屋の秘密兵器」です!!
********** 壊しているのに 何をかいわんや *********

前輪ハブが・・しっかり固着(買物自転車)

自転車屋なので、パンクやタイヤ・チューブ交換はお手の物ですが…
今日も前輪のパンク修理と思いきや。。φ(..;)
恐ろしい程、車輪を固定している固定ナットが回りません。。。
当店では前輪の修理は、車輪を取り外してチューブを出してパンクの修理をしています。
前輪の固定ナットは外れにくい場合もままあるのですが、大体はハブのロックナットをハブスパナで固定して一緒に回せば外すことができます。

でも、今日のはブリジストン製の自転車ですが特別に固いです。

 前輪の固定ナットが取れにくい原因は、ほぼベアリング部分のハブナットの固着です。

外した前輪のハブ軸を指で回しても、ハブ軸は全く回りません。
こんな前輪でよく動いているなと。。思うのですが、 想像するに、
 ●ハブのベアリング部分に恐ろしい力がかかってる
 ●タイヤを引きずって動いてる
 ●もう..前ブレーキなんていらない。(笑) 。。と、大袈裟にこんな症状なのでは???
いずれにしても、無理に前輪を回している状態です。

以前にも書きましたが、前ハブで玉当り調整ができていない自転車は本当に多いです。

今回は、CRC556をしこたまかけて待つこと30分…長めのレンチとハブスパナでようやく前輪を外すことができました。
もうハブ軸のネジ山も舐めちゃって、このままでは使用不可です。

ハブ軸とナット類を全て交換してグリスアップをして調整しました。
 (新品のハブシェルだけが残ってもね。。)

それから、やっと本番のパンク修理です。
工賃はパンク修理込みの1500円・・  思いがけない事で特別大サービスです(笑)

前輪の取付けは固定ナットも軽く指で回って、本当に軽やかな前輪復活となりました。

変速ケーブル交換(買物自転車)

普通自転車(よくあるママチャリ)に付いている変速機は、ほぼSHIMANOのインター3変速機です。
このインター3変速機は、原理的には太めのハブ内部に遊星ギアが組み込まれていて、プッシュロッドを押すことで、内部のクラッチが作動して入力と出力の歯車を選択して変速する構造とのことです。
かなり複雑なメカニズムで、もしハブを分解・オーバーホールをする場合は、それなりの覚悟が必要です。
こんな物を1957年から作っているとは。。さすが世界のSHIMANOだね。wobbly

 このお手軽な変速機で一番多いトラブルは、『変速ができなくなった』です。
 でも、、『変速ができなくなった』の大半はケーブルの錆による固着なんですね。ハッハッハッ。
 写真はシフトケーブルが固着して、ユニットから外れないので、アウターケーブルごと切断したところです。
 変速ケーブルを交換して本来の変速ができるようになりました。

 このインター3変速機の変速ケーブルは、両側にニップル(タイコとも呼びます)が付いていてインナー・アウター一体構造になっています。

ケーブルを切ったりする必要がありませんが、フレームに合った長さのケーブルが必要です。

1520mm・1600mm辺りが多いですが、中には1900mmのケーブルもあります。

変速レバーはピアノタッチ式(軽い感じではないんですがね。。)とグリップシフトのレボシフター式があります。
いづれも取り付けには独特な要領があるので、初めてだと面食らいます。

シフトケーブルのアウターがボロボロになったり、強く力を入れなければ変速しなくなったりすれば交換時期です。
当店ではインター3変速機の変速ワイヤーの交換費用は工賃込みで950円になります。

内装変速ハブは段々進化して、現在は8段変速(インター8)まで入手可能です。
Panasonicの電動自転車では、より強くなったアシスト力を受け止めるために、耐久性を高めた『強化内装3段ハブ』も使われています。
停止時にも変速ができて耐久性のある内装多段ハブ。。
もっと軽量化すればますます魅力ですね。

NEWAGE号は高級車...Σ(・ω・ノ)ノ!

 一週間ほどかかりましたが、【NEWAGE】号のオーバーホールは取り敢えず終了しました。

実車は左の写真に比べると、ずっと輝きがあって本当に綺麗で重厚です。
レトロな形体の昭和の自転車ですが、30年以上も経過したものとは全然思えません。

オーバーホールをしていて色々気付いたのですが、eye
結論的に古い物のいい所は、必要以上にオーバーエンジニアリングが出来ていて今の『ママチャリ』に比べると、価格以上に贅沢に作ってあるということです。

錆を落として、コンパウンドで磨くと鉄製メッキのリムは当時の輝きが甦って凄く重厚です。
今のアルミやステンのリムでは、とても無理な重厚な雰囲気ががただよいます。
この【NEWAGE】号の当時の価格は不明ですが、特徴的にたくさんのステンレス部品が使われています。
大型チェーンケース・スタンド・シートポスト・マッドガード・荷掛・ロッドブレーキ・各種ステー類等です。
素材の違いでしょうか、色も若干ブラウンがかっています。

 贅沢な使用パーツを見てゆくと。。。
まずは電装部品です。 
もちろんダイナモ電装ですがマッドガード(泥除け)の裏にリアリフレクターの配線がしてあります。

次に、後輪のDINEXブレーキです。
これは78年にBSが満を持して放った製品で、外観が真っ赤で「DINEX」のロゴをきっぱりと黒く描いたサーボ式のブレーキです。
現在のDINEXブレーキに比べて、内部のパットも 厚くて頑丈で使用素材も質感が違います。

次は、BSマークが入ったランプ掛け、今はマーク入りのランプ掛けなんてありません。
次は、なんと軸長が175cmもあるBSマーク入りの梨地のクランク…
歯数もシングルバイク並みの42Tもあります。
今のママチャリの165cm-32Tのクランクに比べて 踏み応えありの男のクランクです。。
本当の古さを感じさせるのが、フリーホイー
ルとハンガー(ボトムブラケット)にありました。
 フリーホイールは、懐かしのshimanoの【3.3.3】マークです。

shimanoは大昔はフリーホイールのメーカーで、そのロゴが【3.3.3】マークです。
ちなみに、SunTourの前田工業は【8.8.8】の三八マークです。(蛇足です)
それとハンガーは、ベアリングが絶滅のバラ球で片側11球のセットでした。
バラ球なんて超高級で、今や競輪用の自転車しか使いません。
バラ球に四苦八苦してハンガー部のグリスアップと玉当り調整を実施です。

稼動部分はフリーホイールを除き、全て分解・グリースアップ・各種調整をして組み上げました。
交換した部品はパナレーサー コルディラヴィ 650A アメクロタイヤとチューブ
それにヘッドセットは中古で余っている梨地のTANGEのLEVINに交換しました。
自転車としては滑らかですこぶる快調です。

【NEWAGE】号は保管状態が良かったのと少し手間を掛けただけで30年の歳月を経て新車のように甦りました。
さすが昭和のマニファクチャー・・・旧車はほんとに出来が良いです。
物を大切にして一生使おう。wrench。なんて…そんなのロマンの香りがまだ溢れていたんですね。

当店に展示してありますから、興味のある方は是非一度ご覧になってください。confident

昭和の自転車...NEW AGE号

 先日、古い自転車をお客様から譲っていただきました。
ロゴにはBrigestoneの【NEW AGE】とシールが貼ってあります。

 ロッドブレーキのいわゆる旧車の実用タイプ風の自転車ですが、いつごろの自転車なのでしょうか?

 特徴的には、ブレーキはロッド式・後ブレーキはBSのDINEXブレーキ・BSロゴの皮製サドル・BSロゴのハンドルグリップ・前後ランプはダイナモ電装式・ リムは鉄製メッキリム BSロゴの梨地のクランク マッドガート・チェーンケース・スポークはステンレス

クラシックな両立スタンド…詳しく見ると、相当な高級感あふれる自転車です。

ネットで調べると、【NEW AGE】号はぜんぜんヒントもありません。
でも、BSのDINEXブレーキは昭和53年(1978)からの発売との事です。
現在も、DINEXブレーキはブリヂストン車に多く搭載されているサーボブレーキですが、、

 【NEW AGE】号の出処について、思い切って本家のBS自転車のお客様相談室に問い合わせました。
 さすが世界のブリジストン
『・・・1980年まで遡ってお調べいたしましたところ、1980年にニューエイジという製品を販売していることがわかりました。 以上、ご回答いたします。』   ブリヂストンサイクル(株)お客様相談室

 やっとこれで、【NEW AGE】号は1980年すなわち昭和55年生まれであることがわかりました。
 御歳なんと full 30歳です・・・
 それにしても、実車は素晴らしい保管状態で、信じられませんlovely

まずは、重厚なサス付き革製サドルとステンレス製のシートポスト(スコヤタイプ)を外して清掃です。
サス付き革製サドルは全て分解して錆も極力落としました。
輝きは失われていますが、まめなブラッシングで光沢も戻るでしょう(笑)
次はステンレス製のスコヤですが、なんと締め付けボルトで固定するタイプです。
ウ~~ン……こんなタイプのスコヤは初めて見ました。(@_@。吃驚
また、旧車はスコヤが外れにくいのですが、フレーム内部の錆もなく、簡単に取り外すことができました。

これから、全てを分解して再組立ての予定ですが・・・
本当に楽しみです。lovely

パナソニック電動自転車の組立て...続き

  • 更新日:
  • 普通自転車

 ②次に、前車輪の組付けです。
  組付け部品は前輪脱落防止金具・泥除けステー・バスケット
  ステー・ハブ座金・ハブナットの順で、一緒に前ホークに
  キャリバーブレーキと前泥除けを組付けます。
  ハブナットの締付けトルクは左右共 18~24N/m
  前ブレーキの締付けトルクは左右共 6.5~9.5N/m
 ③ハンドルバー・ハンドルステムの組付け
  ステムとハンドル握り部の角度を90度にして組付けます。

 左側の写真は前輪と後輪・ハンドルを組み付けた直後の写真

 

 でも、実際はその前に前輪のハブナットを緩めて、ハブの
 ベアリングにグリスアップと玉当りを調整します。
 前輪ハブの玉当りの調整不足の自転車が買い物自転車の
 場合は本当に多くて、車輪が回らない自転車も多いです。
 そんな訳でこの作業は必ず実施です。

 以上で前後の車輪の取付けが終わりました。
 普通の自転車もここまでは、ほぼ同じ作業工程です。

 

 

 ④アウターワイヤー類のフレームへの組付け
  電動自転車の場合、手元スイッチ・バッテリーライトコード・
  ブレーキ・変速機・前輪ロック用のスタビタコード等と
  ワイヤー類はかなり多いです。
  指定の場所に規定のクリップ等で固定しなければなりません。 

 ⑤ブレーキレバー・変速レバー・手元スイッチ等の取付け
  グリップの長さを確認し、ブレーキレバー・変速レバー・
  手元スイッチ・ベル等を取付けます。
  各部品も走行中にずれないように指定のトルクで固定します。

ここまでで走行系の部品の取付作業は終了しましたので、ここからは調整作業になります。


 ⑥インナーワイヤー類の固定と調整
  変速ケーブル・前後のブレーキケーブル・スタピタケーブルの
  固定調整をします。
  左は後ブレーキワイヤー・スタピタケーブルの調整後の写真
  後ブレーキは、ブレーキレバーが開放時の2/3程度位置で効く
  ように調整します。
  前ブレーキもブレーキシューとリムの隙間が2~3mm程度に
  調整します。(ワイヤーの固定締付トルク6.5~9.5N/m)
  変速ケーブルはシフトグリップが⑵の状態でブッシュロッドの
  調整線がハブ軸の端に一致するように調整します。
  スタピタとは両立スタンドを立てたときに前輪がロックする機構ですが、ワイヤー固定後に調整ネジで適正に調整します。

 ⑦いよいよ完成車へ
  バッテリーライト・フロントバスケット・スポーツリフレクタ
  ドレスガードを取り付けて完成車に仕上げます。
  この機種はバッテリーライトをフロントバスケットの下に
  固定するタイプなのでライトコードの取り廻しと固定に注意し
  て組み付けします。

  ナットキャップ等を被せる前に、最後にもう一度各部のネジ部
  の締め付けと各部の調整を最終確認点検します。
  以上でペダルを除いた完成車の出来あがりです。
パナソニックの自転車は、チェーン調整以外は殆んど自転車店で組立てなので細かく調整して、万全のお渡しを心がけています(^0_0^)

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